とある日の夕食メニューの一つ。
鹿肉のたたき。
これ、私も大好きな一品です。
馬肉は「桜」、猪肉は「牡丹」と言われますが、鹿肉はなんて言うか知ってますか?
知らない方が多いのではないでしょうか・・・
正解は、
「紅葉(もみじ)」です!
ちなみに、お肉の別名がついた由来は諸説あり、宗教などの理由から肉を食べることを禁じられた僧侶や食肉を禁止された時代に、普通に呼ぶことができなかったので、「桜」や「牡丹」「紅葉」などの隠語をつくりお肉のことを呼んでいたそうです。
鹿肉の隠語・別名「紅葉(もみじ)」の由来については、一般的に花札(はなふだ)の絵柄がルーツと考えられています。
花札は1月から12月まで各月に4枚ずつ季節の花々が絵柄に用いられているのですが、10月の絵柄は紅葉(もみじ)であり、その種札(10点札)には紅葉と鹿が一緒に描かれています。
紅葉(鹿肉)を用いた鍋料理は紅葉鍋(もみじなべ)と呼びます。
ちなみに、無視することを「シカト」といいますが、その語源は、この図柄の鹿がそっぽを向いて無視しているように見えることに由来しているそうです。
10月の鹿の札「鹿の十(しかのとお)」を略して「シカト」というわけです(笑)
紅葉は毎日ご提供できているわけではありませんが、見かけたらぜひお召し上がりくださいね!

皆様の御来館、心よりお待ち申しておりますね。
湯西川温泉 桓武平氏ゆかりの宿 揚羽