揚羽の夕食処、囲炉裏端の入り口前。
お食事時間以外は準備中の看板が。
それより目に入るのがおかめのお面(笑)
おかめとは、古くからある日本のお面の1つで、丸顔、鼻が低く丸い、頬が丸く張り出しているといった特徴があります。
お亀、阿亀(おかめ)とも書き、お多福、阿多福(おたふく)、お福とも言います。
なんとも幸せそうな笑顔で笑いかけてくれますよね。
おかめのモデルは実在の女性!!
次のエピソードが残っているそうです。
鎌倉時代、大報恩寺の本堂建築の際に、棟梁である長井飛騨守高次(ながいひだのかみたかつぐ)は、大事な柱の寸法を間違えて短く切ってしまいます。
憔悴しきった高次の姿を見た妻の阿亀は、枡組(ますぐみ)という技法で柱を継ぎ足すように助言し、高次は無事に本堂を完成させます。
しかし、女の知恵で仕事が成功したと知られては夫の恥になると思い、阿亀は本堂の上棟式の前に自害してしまいます。
高次は、上棟式で妻の冥福と工事の無事を祈り、本堂が永久に守られることを願って阿亀にちなんだ福の面を扇御幣(おうぎごへい)につけて飾りました。
おかめのふくよかな笑顔には、妻への愛情が隠されていたんですね。
それにしてもこの笑顔の裏に隠された悲しきエピソード・・・
女性の知恵も評価されるこの時代に生まれてくることができて心からよかったと思いました・・・

皆様の御来館、心よりお待ち申しております。
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