揚羽のロビーにある大きな獅子舞。
こちらも写真撮影スポットとしてよくご利用いただいております。
なぜロビーに獅子舞がいるのか?
実は湯西川温泉と獅子舞は切っても切れない強い縁があるのです。
湯西川の獅子舞、湯西川の上部落と下部落に文挟流の獅子舞が伝承されています。
いつから始まったのかは不明ですが、湯殿山大権現をお祀りした頃から獅子舞が行われていたらしです。
湯西川に伝わっている獅子舞は若衆達によって、神にお使いする奉納獅子として氏子安全、五穀豊穣、病魔災厄退散を祈願する舞と、神仏の霊をたたえ、祖先や亡き人の霊を供養するための恵向獅子として、現在に引き継がれて来たものです。
湯殿山大祭は村総出で行われるる湯西川の重大な祭礼の一つ。
ここでは獅子舞は主役です。
湯西川の獅子は動きも激しく、獅子頭をかぶっているので演者の負担はかなりのものだと思います。
行人さん達のお籠もり、準備風景はなかなか見る事が難しいかもしれませんが、大祭はどなたでも、見学・お参りが可能ですので是非湯西川にお越し下さい。
この催しもここ数年、持ち越しされていますが、今年はきっと・・・!
あの迫力ある獅子舞を是非ともまた見たいものですね。

そして関連死を含めて2万2000人を超える死者・行方不明者を出した東日本大震災から今日で12年となります。
ちょうど私が若女将に就任した初年度でした。
あの衝撃は今でも忘れません。
悲しい思いをなされた方々の心は完全に癒されることはないかと思いますが、少しでも前へ進めていらっしゃればと願うばかりです。
そして、お客様がお越しくださる日常への感謝。
初心を忘れず、これからも精進して参りたいと思います。

皆様の御来館、心よりお待ち申しております。
湯西川温泉 桓武平氏ゆかりの宿 揚羽

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