都会の皆様にはもうすでに目にした景色かもしれませんが・・・
湯西川温泉にも春がやってきました!
梅が咲き始めましたよ。
東北とほぼ同じくらいの気候の湯西川温泉です。
東北もちょうど梅と桜の季節ですから。
今年はだいぶ早い開花のように感じます。
温暖化現象が湯西川温泉にも到来か・・・?
梅の開花を見て「もう春が目の前なんだなあ」と感じます。
セミの鳴き声を聞いて「夏がきたなあ」と感じる感覚に似ているのではないでしょうか?
冬の寒さをじっと耐えながらじっと蕾の中で身を潜める桜の花びら。
そして少しずつ、気温の上昇に比例するように可憐な小ぶりの花をポツリ、ポツリと咲かせます。
こうした咲き方からも、梅は華やかさよりは朴訥な印象を受けます。
やっぱり梅の花言葉も「忠実」、「忠義」、「高潔」、「忍耐」など潔さと清廉なイメージのものが多いですよね。
花言葉の1つ、忠義の由来は、平安の時代の権力闘争に敗れ大宰府に流された菅原道真の後を追い、空を飛んで海を渡り道真のもとに辿り着いた梅の伝説「飛海伝説」にあると考えられます。
道真が同じように愛した桜は悲しみの余り枯れてしまい、松は道真のもとに辿り着く前に力尽きてしまったという話です。
唯一道真のもとに辿り着き、春が来るたびに花を咲かせて失意の道真を慰めたと言われる梅が「忠実と忠義の象徴」と捉えられ花言葉が生まれたのではないかと考えられます。
桜の花見も悪くないですが、歴史を感じながらの梅の花見も風流で雅な感じがしますね。

春うららな湯西川温泉。
皆様の御来館、心よりお待ちしております。
湯西川温泉 桓武平氏ゆかりの宿 揚羽