当館夕食処「囲炉裏ダイニング 蔵」の釜戸料理。
おでんです。
おでんって嫌いな人いるんですかね?
寒くなると定期的に食べたくなる、心も体もポカポカになる料理ですよね。
おでんの歴史。
江戸時代後期の文献によると、竹串に刺した豆腐に味噌をつけて食べる田楽が流行。
当時の田楽はこんにゃくではなく「豆腐」が主流だったようです。
その豆腐田楽のことを「御」をつけて略称として「御田(おでん)」と呼ぶようになりました。
当時では熱燗とおでんと一緒に食べることが主流で、今で言うファーストフードのような存在だったよう。
具材も豆腐だけでなく、ナスやこんにゃく、里芋などがあり、庶民でも気軽に食べれるような料理でした。
その後江戸時代後期に醤油づくりが盛んになったため、一度焼いてから味噌をつける手間のかかるやり方よりも、豆腐を醤油で煮込むスタイルのおでんが流行り出しました。
その後明治期には汁気の多いものになり、大正時代では関西に広まり、全国的に一気に広まったと言われています。
今ではコンビニでも手軽に購入できるおでん。
当時から庶民にも身近な存在だったんですね。
当館のおでんは割とあっさりです。
万人受けしそうな味付けに仕上がっています。
寒いこの季節、ぜひおでんで温まってくださいね。

皆様の御来館、心よりお待ちしております。
湯西川温泉 桓武平氏ゆかりの宿 揚羽