※今日は私の食いしん坊ブログです。湯西川温泉や旅館とは関係のない記事になっておりますので興味のない方はスルーしてください。

いつもの日本料理みつわさん。
宇都宮中の和食店全てを体験したわけではありませんが、間違いなくトップ中のトップであろう大好きなお店。
この日はふぐ刺しの下に昆布を敷いて、食べるごとに昆布の風味がふぐに移っていくのを感じることができました。
一口一口、味わいが変わってきてとっても面白かったです。
同じ料理なの違う料理を楽しんでいるようで贅沢な気分♪
ところでふぐ刺しのことをテッサと言いますが、なぜこう呼ぶのでしょう?
ふぐの消費量が日本一と言われる大阪を中心に使われている呼び方だそうですが・・・
日本では古くは縄文時代からふぐが食されてきましたが、その長い歴史の中で禁食の時代もあったんです。
それは安土桃山時代、豊臣秀吉の時代に遡ります。秀吉は朝鮮へ出兵する際、肥前に前線基地となる名護屋城を築くのですが、そこで兵士たちがふぐを食べ、毒にあたって死者が出てしまうのです。
それがきっかけとなり、秀吉はふぐを食べることを禁止してしまいました。
しかし禁止されていた期間も、実は庶民の間では密かにふぐは食べられていました。
禁止されているふぐを食べることをおおっぴらには言えませんから、みんなふぐのことを隠語で呼び密かに流通させていたのです。
当時ふぐは「鉄砲(てっぽう」という隠語で呼ばれていました。
「ふぐの毒に当たると死ぬことがある」=「鉄砲の弾に当たると死ぬ」という二つの意味を掛け「てっぽう」と呼んでいたのです。
ふぐの刺身は「てっぽう」と「さしみ」が合わさって、それが「てっさ」になり、定着していったそうな。
美味しいものが食べたい!という人の気持ちは今も昔も同じなんですね(笑)

当館では深山料理中心でご提供しております。
皆様の御来館、心よりお待ち申しております。
湯西川温泉 桓武平氏ゆかりの宿 揚羽