とある日の夕食ブッフェでご提供しているデザートの一部、三色団子。
よもぎ、あんこ、カスタードクリーム。
大人から子供まで、なぜか食べたくなる彩鮮やか団子。
通常の三色団子は緑、白、ピンクですが当館ではお子様が食べやすいようにカスタードを入れてい流ので若干黄色いです(笑)
この3色で『春』を表している説が濃厚のようです。
『ピンク』 桜・太陽
『白』 白酒・残雪
『緑』 よもぎ
暖かい日差しに雪が溶けだし、緑が芽吹き桜が咲き始める春の様子を団子で表現したと言われています。
白は雪ではなく、桃の節句で飲まれる白酒が表現されているという説もあるようです。
いずれにしても風情があり、とても日本らしい表現の仕方ですね。

団子といえば花見ですよね。
花より団子という言葉があるくらい(笑)
お花見が現代のように宴会をともなって、飲食に舌つづみを打つようになったきっかけを作ったのは、実は豊臣秀吉であったと言われているんですよ。
それは1598(慶長3)年に秀吉の命で開催された、『醍醐の花見』と呼ばれるもの。
アイデアマンで派手好きだった秀吉が、京都の醍醐寺で正室や側室、嫡子、配下の武将やその一族を招待してお花見を催したそうです。
この時のお茶菓子として振る舞われたのが三色団子だったそうです。
その後、庶民にも花見=団子の風習が広まったとの頃。
さすがは天下の豊臣秀吉! 影響力強し!

湯西川の花見はまだまだ先なので、三色団子の白の部分、雪を楽しむことにしましょうか。
皆様の御来館、心よりお待ちしております。
湯西川温泉 桓武平氏ゆかりの宿 揚羽