※今回は私の食いしん坊ブログで旅館や湯西川温泉とは全く関係のない記事になります。興味のない方はスルーしてください。

久々に石の蔵さんにお邪魔しました。
ここは大谷石の古い蔵を利用した和食、カフェ、ショップも併設したお店。
素朴な石の壁の質感、高い天井、素晴らしい空間で大好きなお店の一つ。
ここはコースメニューです。
この日のメインは栃木和牛のビーフシチュー。
ビーフがこれでもかっていうくらい大きくてシチューの領域を超えていました(笑)
ホロホロに煮込まれてて美味しい!

シチューは、16世紀後半から17世紀前半のフランスが発祥の地とされています。
日本への伝来がいつかについても明確ではありませんが、1871年(明治4年)には、東京の洋食屋『南海亭』のチラシに『シチウ(牛・鶏うまに)』と品書きが記載されていたそうです。
翌年の1872年には、仮名垣魯文『西洋料理通』にも、牛肉や豚肉、トマトなどを用いたシチューが紹介されているようです。
明治の中ごろには、レストランのメニューとして普及し、1904年(明治37年)には、旧帝国海軍・軍艦の昼・夕食として『煮込み』の名でシチュー・カレーが供されています。 これは、イギリス海軍との交流によるもので、明治の終わりには、シチューのレシピが上流階級向けの婦人雑誌に掲載されるようにもなりました。
赤ワインやトマトをベースに牛肉、じゃがいも、人参、セロリ、玉ねぎなどを香味野菜と煮込むビーフシチューは、前述のように明治初期には洋食レストランのメニューに取り入れられていました。
当時は、小麦粉とバターを炒めて作るブラウンルーを用いるのが定番でホワイトルーのクリームシチューは、昭和に入ってから普及した料理です。
家庭的な料理のシチューですが、この日はめっちゃ豪華なシチュー料理になりました。

皆様の御来館、心よりお待ちしております。
湯西川温泉 桓武平氏ゆかりの宿 揚羽