お正月のとある日の一品、炊き合わせ。
煮物のひとつで、2種類以上の煮物を同じ器に盛り合わせた料理のことをいい「焚き合わせ」と言います。
材料それぞれの持ち味をいかすために別々の鍋で煮ることが多いですが、相性の良い食材は一緒に煮る場合もあります。
また、炊き合わせは関西で多く使われる献立名で、薄味に仕立てることが多いですが、関東では「煮合わせ」といって、味を若干濃いめにする場合があります。
今回はお正月ということで彩鮮やかに海老芋や人参を入れてみました。
食卓の彩りって重要ですよね。
正月の行事食「おせち」は、1年の大きな節目である年始を祝い、1年の健康を祈っていただくおめでたい料理。
最近では、好みの食材だけをバイキングのように集めて重箱に詰めたり、現代人の食生活を反映した洋風なおせち、中華のおせちなどが好まれる傾向にあるようですが、「食育」の観点から、伝統的なおせち料理の優秀さに改めて注目する人々も増えています。
ご存じのように、伝統的なおせち料理の中身は、豆が「まめに(健康に、元気に)過ごす」、数の子が「子孫繁栄」、きんとんが「金と富」、昆布巻きが「よろこぶ」といった具合に、語呂合わせや意味合わせによって1年の健康や幸せを祈る、縁起のよい料理ばかり。
それだけでも気持ちの上で元気になりそうですが、実は、彩りもしっかり「赤・青・黄・白・黒」の5色が配置されるようになっているのです!!
昔の人の知恵には脱帽ですよね。
鮮やかだと美味しさもアップ!

都内では積雪があったようですね。
皆様、大丈夫でしたか?
皆様の御来館、心よりお待ちしております。
湯西川温泉 桓武平氏ゆかりの宿 揚羽