お正月メニューのコハダとタコ。
小肌って聞くとお寿司のイメージですよね。青魚の背の色が酢飯に乗ってキラキラ光っている、そんな感じでしょうか。
江戸前寿司では、その細かい手仕事から職人の腕がわかるとされる寿司ネタ。
関東では、4~5㎝の幼魚を”シンコ”、7~10cmくらいの若魚を”コハダ(小肌)”、それ以上の成魚を”コノシロ”と呼んでいます。
まさに、成長していく度に名前を変えている「出世魚(しゅっせうお)」です。
出世魚は、”立身出世を願う”という意味が込められています。新年に食べると縁起が良いとして、おせち料理などのおめでたい席で重宝されています。
出世魚はおせちではもちろん、”すくすくと成長し出世してほしい”という願いを込めて端午の節句などにも食べられるようになったそうです。
そして真っ赤に茹でられた「酢ダコ」。
酢だこがおせちに入れられるのは、その見た目が鮮やかな紅白で縁起が良いという説が有力です。
「酢」が入っている理由としては単純に三が日の間、日持ちするようになるためと考えられています。
ただ、 関東より北の地域ではおせち料理に酢ダコを入れますが、関西ではタコ「タコのうま煮」を入れる場合が多いため、地域によっては「おせちの酢ダコ」に馴染みがない場合もあります。
東北生まれの私は断然酢ダコ派です!

なんとなくお正月に食べているもの一つ一つに言われがあるんですね。
こうやって調べると結構面白いです♪
深山の湯西川温泉で海鮮が出てくる珍しい季節がお正月です。
皆様の御来館、心よりお待ち申しております。
湯西川温泉 桓武平氏ゆかりの宿 揚羽